大阪中之島美術館の新館長に植木啓子氏
概要
大阪中之島美術館は2026年10月1日付で、新館長に植木啓子氏を迎えた。植木氏は新潟県出身で、サントリーミュージアム[天保山]の学芸員としてヨーロッパの建築・デザイン展を企画し、「純粋なる形象―ディーター・ラムスの時代」展は国内外で高く評価された。大阪市立近代美術館建設準備室(現・大阪中之島美術館)移籍後はPFI事業スキームの構築や「インダストリアルデザイン・アーカイブズ研究プロジェクト」などに取り組んできた。初代館長の菅谷富夫氏は2026年3月31日に退任し、植木氏が館長代行を務めていた。就任にあたり植木氏は、2022年の開館や2025年の大阪・関西万博を経て2026年に開館5周年を迎えたことに触れ、来館者や支援者への感謝を表明。4つの「めざす姿」に通底する「小さく構えること」と「足元を見つめること」を核に、活動体としての美術館を大阪の地でみんなでつくっていく姿勢を強調した。新体制は前館長の気づきを糧に、コレクションやアーカイブズの活用、研究調査の深化、ラーニングや広報・マーケティング、施設活用、リスクマネジメントなどの課題に丁寧に取り組み、多彩な展覧会で来館者を迎えるよう努めるとしている。
(出典:美術展ナビ)