「禅とジブリ」(京都市京セラ美術館)レポート。『君たちはどう生きるか』を軸に、ジブリ作品から禅をひもとく
概要
京都市京セラ美術館で「禅とジブリ」京都展が12月6日まで開催中。スタジオジブリと日本テレビの企画制作による本展は、鈴木敏夫と禅僧3人の対談集『禅とジブリ』をきっかけに実現した。全5章で構成され、前半は立体造形や名セリフ、キャラクターに禅語を添えた軸作品などで賑やかに見せ、後半はゆかりの人物の書画や映像、資料を通して禅的なものの見方をひもとく。展示は『君たちはどう生きるか』の世界観を軸とし、青サギの出迎えや「時の回廊」を模した空間など、あちらとこちらの世界を行き来する構造を持つ。ジブリ作品の多義性や余白が禅の「分けない」「決めつけない」「ありのまま観る」思想と響き合うことを体感できる展覧会だ。
(出典:Tokyo Art Beat)