G3-Vol.167 Dolly( ) 諫山元貴
概要
熊本市現代美術館のギャラリーⅢにて、大分出身で広島在住の美術家・諫山元貴(1987年~)の個展「G3-Vol.167 Dolly( )」が2026年10月31日から12月27日まで開催される。観覧は無料。
諫山はこれまで「複製と崩壊」というテーマを軸に、現代社会の合理化がもたらす大量生産・規格化・交換可能性を映像や立体作品で批評してきた。1996年に世界で初めて成体細胞から誕生したクローン羊ドリーは、倫理的問題を孕みながらも再生医療の発展などの希望をもたらした。ドリー誕生30周年の節目に、本展はドリーを題材とした作品を通し、生命の複製技術と物象化、その倫理的・社会的意味を再考する場をめざす。
諫山は自ら寄せた文章で、ドリー誕生当時に読んだ手塚治虫の『火の鳥―生命編』が描く人間の「モノ化」への恐怖に触れつつ、生まれてきた存在そのものに罪はないとして、ドリーに「おめでとう」と言いたいと述べている。
(出典:ART iT)