パウル・クレーの大規模展が2027年に大阪・国立国際美術館で開催へ。作品に潜む「あいだの世界」の魅力を探る
概要
パウル・クレーの展覧会「ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館 パウル・クレー あいだの世界」が、2027年9月11日〜12月26日に国立国際美術館で開催される。20世紀を代表するドイツ人画家クレー(1879〜1940)は、スイス・ベルンに生まれ、音楽家の家庭に育ち、線や色彩、記号を自由に組み合わせた詩的で幻想的な世界を描いた。表現主義やキュビスム、抽象芸術などを吸収し、1920年代にはバウハウスで教鞭を執った。本展はドイツ・デュッセルドルフのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(K20/K21)との共同企画。ナチス政権下で「退廃芸術」と評価され職を追われたクレーだが、戦後に再評価され、同館は1960年に88点を購入して設立、現在129点のコレクションを有する。「あいだの世界」と題された展覧会では、同館所蔵の代表作を中心に全点クレー作品約120点を紹介。具象と抽象、絵画と音楽、線描と色彩といった相異なる二つの世界の「あいだ」に潜む魅力を探り、戦時下と戦後の受容の変化にも注目する。クレーの作品が開示する「あいだの世界」を「これから何かが始まる」可能性に満ちた予兆として捉えることを目的とする。なお本展は2028年1月19日〜4月9日に東京都美術館に巡回する。
(出典:Tokyo Art Beat)