松房子|路上、お邪魔ですか?
概要
本記事は、金沢21世紀美術館で開催された展覧会「路上、お邪魔ですか?」についての批評的なレビューです。展覧会は、路上の公共性や「路上芸術」の魅力をテーマとしており、赤瀬川原平や路上観察学会の活動を振り返りつつ、現代のアーティストによる作品を紹介しています。
著者は、金沢21世紀美術館の建築的特性が路上の感覚と親和性が高い点に注目し、中村裕太や鯨津朝子といった作家による、人間以外の視点(電柱や蝶の環世界)を取り入れた作品群が、美術館の空間とどのように相互作用しているかを詳細に記述しています。また、路上の存在が「邪魔」であるとされる社会的な文脈にも触れ、都市における公共空間のあり方を再考させる内容となっています。
(出典:artscape)