チームラボ、米国初の常設ミュージアムを2030年に開設へ。カリフォルニアに約1万平方メートルの新施設
概要
チームラボは、アメリカ初となる常設ミュージアムを南カリフォルニアのアナハイムに2030年に開設する計画を発表した。新施設は、アナハイムのホンダセンター周辺約40ヘクタールを再開発する大規模複合プロジェクト「OCVIBE」内に建設され、延床面積は約1万平方メートル、設計はsmith-clementiが担当する。OCVIBEはサミュエリ・ファミリーの50億ドルの民間資金を基に、スポーツ、音楽、エンターテインメント、アート、飲食、商業施設、住宅などを一体整備する計画で、2033年の全面開業を予定。ミュージアムは街区全体の文化的な中核と位置づけられ、彫刻のような立体的外観と、没入型展示のため外光を遮る窓の少ない構造、鱗や動きを思わせるパターンの「煌めく外装」が特徴となる。猪子寿之は、鑑賞者の存在によって作品が変化し人が作品の一部となる体験をOCVIBEで生み出したいと述べた。OCVIBEでは2027年3月に約5000人収容のコンサートホールが開業し、同年中にマーケットホールやオフィスビル、公共空間などが順次オープンする予定。東京の「チームラボプラネッツ」や「チームラボボーダレス」など国内外で常設施設を展開してきたチームラボの今回の計画は、没入型アート施設が大規模都市開発や観光拠点づくりで重要な役割を担いつつあることを示す事例と言える。
(出典:美術手帖)