「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」が江戸東京博物館で開催。初期から晩年にかけての画業をたどる
概要
江戸東京博物館リニューアル記念特別展「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」が11月28日から2027年1月24日まで開催される。江戸時代後期の絵師・円山応挙(1733〜95)の初期から晩年までの画業を、120点を超える作品で紹介する。担当は同館学芸員の朴美姫。会期後は大阪市立美術館に巡回する。
応挙は円山派の祖で、丹波国穴太村の農家に生まれ、京で画技を磨き、狩野派や沈南蘋などの画風を摂取しつつ写生を重視した独自の画風を確立。多くの弟子を抱え、国宝《雪松図屏風》や大乗寺客殿の襖絵などを制作し、近代日本絵画の礎を築いた。本展は、写生重視のイメージを超え、気配や時間、空間全体で世界を表現する「リアル」を超えた芸術家として応挙をとらえ、その魅力と革新性に迫る。
展覧会は5章構成。第1章「絵師応挙の誕生」では初期の画業と眼鏡絵への取り組みを紹介。第2章「明和」では応挙と名のり始めた時期の写生への傾倒を示す作品を展示。第3章「安永」では三井家など京都の上層町人の支持を得た時代の作品を紹介し、セインズベリー視覚芸術センターから里帰りする《虎図》などが展示される。
(出典:美術手帖)