もつれる風景 平井亨季
概要
広島県呉市出身の平井亨季(1996年生まれ)は、広島市と呉市の歴史と現在に着目し、ロトスコープによるアニメーション映像、立体模型、冊子のテキストを組み合わせた作品を制作している。平井は、街の歴史と個人の記憶が相似形に感じられることがあり、広島で生まれ育ったことと記憶・忘却の問題が無関係ではないと語る。本展では、街の歴史と個人の記憶を重ね合わせて語る/描くことがセルフケアの実践となりえるのではないかという関心から制作された新作を紹介する。「平和都市」と「軍港都市」、街の歴史と個人の記憶、記憶と忘却、映像と立体と冊子の間を行き来しながら、時間と空間がもつれる感覚を味わうことができる。平井は「広島(呉)を少しでも多孔的で通気性のよい街として想像しようとしている」と述べている。会期は2026年10月24日から2027年1月24日まで、広島市現代美術館地下1階ミュージアムスタジオで開催、観覧無料。
(出典:ART iT)