特別展「Double Body―細江英公と土門拳」(土門拳写真美術館)レポート。「肉体」を通じて見える2人の巨匠の美学とは
概要
山形県酒田市の土門拳写真美術館で、特別展「Double Body―細江英公と土門拳」が10月12日まで開催されている。本展は、戦後写真史に大きな足跡を残した土門拳(1909~1990)と細江英公(1933~2024)の作品約200点を、「肉体」という視点から読み解く初の試みである。土門は報道写真家として出発し、戦後はリアリズム運動を展開。細江は早くから才能を開花させ、肉体やヌードを題材にした作品で知られる。会場は全13章で構成され、両者の歩みと表現を多角的に追う。銀の額縁が土門、黒の額縁が細江作品と色分けされ、それぞれの美学の違いを視覚的にも示している。
(出典:美術手帖)