ディーター・ラムスの公式巡回展が日本初開催。多摩美術大学で「より少なく、しかしより良く」の思想に迫る
概要
ドイツを代表するインダストリアルデザイナー、ディーター・ラムス(1932〜)の公式巡回展「Dieter Rams A Look Back and Ahead / Less, but Better ディーター・ラムスが教えてくれたこと『より少なく、しかしより良く』」が、東京・上野毛の多摩美術大学で開催される。会期は11月17日〜12月16日。日本初開催。本展は、ディーター&インゲボルグ・ラムス財団が企画・監修する公式巡回展で、多摩美術大学が創立90周年記念事業として2026年4月に開設した文化発信拠点「KCC(Kaminoge Cultural Crossing)」内のギャラリー「Sala Blu(サーラ・ブルゥ)」の開館記念展として開催される。ディーター・ラムスは1932年ドイツ生まれ。55年にブラウン社に入社し、同社のデザイン部門の責任者として、数多くの家電製品を手がけてきた。レコードプレーヤー「SK 4」(1956)をはじめ、ラジオやオーディオ機器などのデザインで知られ、機能性と明快な造形を両立させたその仕事は、現代のプロダクトデザインにも大きな影響を与えている。ラムスが提唱した「良いデザインの10原則」は、「良いデザインは革新的である」「良いデザインは製品を有用にする」「良いデザインは環境に配慮する」など、デザインのあるべき姿を示したもの。その根底には、「Less, but Better(より少なく、しかしより良く)」という思想がある。
(出典:美術手帖)