旧カプセルホテルがアートと音楽の交差点に。「Tokyo Jazz Club」が東京・神田錦町で開幕
概要
東京・神田錦町の旧カプセルホテル「ナインアワーズ大手町」を会場に、新たなアートイベント「Tokyo Jazz Club」が11月8日まで開催されている。2022年にスイスで始まった「Basel Social Club」の共同創設者ロビー・オクダ・フィッツパトリックとヤエル・サロモノウィッツが立ち上げ、アートウィーク東京との連携のもと、日本のジャズ文化や東京のアートシーンから着想を得た独立プロジェクトとして構想された。建物全体を展示空間として活用し、かつての宿泊カプセルやラウンジ、ロッカールーム、シャワーブースなどが異なる作品や体験の場に転用されている。1階ではGILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEの大型インスタレーションと中屋敷智生のミューラルが来場者を迎え、2階ではカプセル内部に設置された村本剛毅やマウリツィオ・カテランの作品を鑑賞。3階は日本のジャズ喫茶文化から着想を得た「ヴァイナル&ウイスキー・リスニングラウンジ」で、VDSがセレクトするレコードが流れ、田名網敬一や赤塚不二夫関連の資料、ガブリエル・オロスコや石川九楊らの作品も紹介される。4階は「静寂のフロア」としてリヴァーネ・ノイエンシュワンダーや川端健太郎らの作品を展示し、5階ではアーサー・ジャファの映像作品やItem Idemによるバーバラ・クルーガー、オノ・ヨーコらの限定エディション作品が展示される。個人の休息空間を交流の場へ再生するという理念のもと、現代美術、音楽、パフォーマンス、食、交流が交差する文化空間となっている。
(出典:美術手帖)