京都時代の岸田劉生は遊興に…一方で古美術に情熱の日々「麗子肖像」へ続く道とは
概要
岸田劉生(1891~1929年)は関東大震災後の1923年から1926年まで京都で暮らした。大阪・京橋駅近くに移転開館した山王美術館が、劉生のコレクション展を開催中だ。「麗子肖像」(1920年)など17点に加え、親交のあった白樺派作家の作品や寄せ書きなどを紹介する。京都時代の劉生は飲酒や茶屋遊びに惑溺することが多かったが、日本や東洋の古美術を見直し、作品を買うなど情熱を見せた。その興味は制作に反映し、油彩画の人でありながら震災前から日本画も始め、京都時代以降は東洋的なモチーフを多く扱った。「寒山拾得」や、竹林の七賢を7人の子どもで表した「竹林七童」、桃山時代の絵師・岩佐又兵衛を模した作品もある。展覧会は来年1月31日まで。
(出典:京都新聞デジタル)