飯沢耕太郎|写真遊歩12──眼から眼へ(2026年3月〜2026年5月)
概要
この記事は、飯沢耕太郎による写真批評連載「写真遊歩12──眼から眼へ」で、2026年3月から5月にかけて訪れた写真展や写真集を順にレビューしたものです。甲斐扶佐義の京都を捉えた写真、中島博美の『春の滝に捧ぐ』、佐内正史「雷写」、野村恵子の沖縄を題材にした「龍宮」、うつゆみこ、金村修、木原千裕、岡庭璃子、竹沢うるま、柴田早理、大杉隼平、佐藤花連、勝本みつる、金村修の「Musashino Grizzly」、広田尚敬の「鉄道写真」など、国内外の作家や展覧会を取り上げています。飯沢は、各作品の主題、展示構成、写真集の質、作家の視点や方法論を詳細に読み解き、写真が時間、記憶、場所、身体性、社会問題、信仰、都市や自然との関係をどう表現しているかを論じています。全体として、写真展の低調な観客動員への懸念を示しつつも、個々の作品には強く新鮮な表現が多く、写真芸術の広がりを示す内容となっています。
(出典:artscape)