アーティストとひらく 鎌田友介展:ある想像力、ふたつの土地 @ 横浜美術館 ギャラリー4
概要
横浜美術館のプログラム「アーティストとひらく」の第2回として、アーティストの鎌田友介による展覧会が開催されています。本展では、三溪園を築いた実業家・原三溪を主題とし、横浜、岐阜、ソウルでの調査に基づいた新作インスタレーション《ある想像力、ふたつの土地》が公開されています。
鎌田は、原三溪が持っていた「書画家・美術パトロンとしての芸術的感性」と、「一度も訪れたことのない朝鮮(現ソウル)の土地を地図上で取得していった植民地的な事業」という、相反する二つの側面を貫く「想像力」に着目しました。展示では、映像作品や地図、写真などを通じて、三溪の多面性と歴史の複数性を描き出しています。
特に、三溪が親しんだ南画の画面構成を現代のソウルの映像に落とし込んだ作品や、日本画家・牛田雞村の日記とスケッチを辿った映像などが提示され、単一の物語に回収されがちな歴史を問い直す試みがなされています。
(出典:ART iT)