ソー・ソウエン「Air Condition」(熊本市現代美術館)会場レポート。キーウで重ねた呼吸を通して示す「世界の分断への抵抗」
概要
熊本市現代美術館で7月28日に発生した熊本地震の影響で一時休館を経て8月5日に再開されたソー・ソウエンの個展「Air Condition」が開催中。同展では、キーウの「Garage33 Gallery-Shelter」で行われた呼吸に関するプロジェクトを中心に、映像作品3点と2024年制作の映像作品1点が展示されている。ソー・ソウエンは、呼吸を「世界を物理的に変容させる行為」と位置づけ、日常的な生命活動を「世界の分断への抵抗」として解釈する。本作《Air Condition》(2026)では、キーウの40名の参加者のお臔の映像が20台のモニターに映し出され、観客はそれらの間を歩きながら自身の呼吸に意識を向けさせられる。
(出典:美術手帖)