竹久夢二、ベルリン時代の秘蔵作《南枝早春》を初公開。約90年を経て故郷・岡山へ
概要
岡山出身の画家・詩人、竹久夢二(1884〜1934)の晩年の日本画《南枝早春》(1933年作)が、夢二郷土美術館に寄贈され、創立60周年特別展「夢二とドイツ」で初公開された。この作品は、夢二がベルリンの「イッテン・シューレ」で日本画講師を務めていた頃、通訳を務めた外交官・今井茂郎に贈られたもので、モデルは今井の妻・公子とされる。画材を融合させた独自の表現が特徴で、晩年の夢二の新境地を示す重要な作品である。特別展は、夢二の異国への憧れからベルリンでの晩年の表現までを紹介し、多数の関連資料も初公開される。
(出典:美術手帖)