古賀太|国立映画アーカイブのクラウドファンディングが映し出す、日本の文化政策の課題
概要
日本唯一の映画専門機関である国立映画アーカイブが、大幅な運営費交付金の削減を受けてクラウドファンディングを実施している。これは単なる一機関の財政難ではなく、自己収入の拡大を求める日本の文化政策の転換を反映している。著者の古賀太氏は、美術館がマスコミとの共催による集客に依存する現状を指摘し、本来の使命である「文化資源の収集・保存」と「稼ぐこと」の矛盾について、映画アーカイブの特殊な役割(国立図書館に近い性質)に触れながら論じている。
(出典:artscape)