世界初の女性芸術美術館「NMWA」の館長が語る美術界の生態系とは
概要
米ワシントンにある女性芸術美術館NMWA(ニムワ)は、1987年にウィルヘルミナ・ホラデイによって創設され、来年創立40年を迎える世界初の女性作家の作品だけを収蔵・展示する美術館である。スーザン・フィッシャー・スターリング館長は、創設以来、女性アーティストへの見方が変わった一方、女性作家はまだ作家全体の40%に過ぎないと指摘。美術界で数人の代表例がいるだけではパリティは達成されず、日々の継続的な紹介が重要だと強調した。美術館は単なる展示場ではなく、女性の芸術活動を擁護する「メガホン」としての役割も担っている。草間彌生さんのような有名作家がいるだけでなく、歴史的・現代的女性作家のさらなる再評価が必要だと述べ、美術界の生態系を変える波の頂点として機能していると自負している。2023年の大規模改修後の再開に向け、重要性はさらに高まっている。
(出典:朝日新聞)