「民藝SHOCK!!―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎」(静嘉堂@丸の内)開幕レポート。昭和初期作品が一挙公開
概要
東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館で、大正・昭和期を代表する陶芸家・河井寬次郎(1890~1966)の没後60年と「民藝」誕生から約100年の節目を記念した展覧会「民藝SHOCK!!」が開幕した。会期は11月8日まで。本展では、同館が所蔵する1924〜37年頃に制作された寛次郎の中期作品51点を初めて一挙に公開し、寛次郎がインスピレーションを得た中国の古陶磁、朝鮮王朝時代の「李朝」陶磁、英国のスリップウェア、日本の各地の民窯の雑器なども合わせて展示する。全4章構成の会場では、初期作品に影響を与えた宋代官窯の美、1924年の英国スリップウェアとの出会いによる作風の転機、そして柳宗悦や濱田庄司らと共に「民藝(民衆的工藝)」の概念を生み出す過程が紹介され、寛次郎が各地の雑器から学び取った技法や造形美を自身の作風に取り入れた軌跡が追体験できる。
(出典:美術手帖)