塚田優|イラストレーターにとってキャラクターとはなにか?──「ハッチポッチ 藤枝リュウジの世界」/前編
概要
本記事は、NHKの「ハッチポッチステーション」などのキャラクターデザインやアートディレクションを手がけた藤枝リュウジの巡回展を巡る考察の前編である。
藤枝はデザイナーとしてのキャリアを積んだ後にイラストレーターとしての自覚を持つ「遅咲き」の表現者であり、その作風にはモダンデザインの造形感覚が深く根ざしている。展示では、TV番組のキャラクターだけでなく、小道具や広告、エディトリアルに至るまで、デザインとイラストレーションを融合させた彼の多才な仕事が紹介されている。
筆者は、同展が藤枝の個人的な歩みを振り返る貴重な機会であるとしつつ、彼の仕事が持つ歴史的な重要性をより深く解説する必要性についても言及している。
(出典:artscape)