特別展 アジア美術の歩き方 南アジア特別編 対立の先へ―光の水脈をめぐる旅
概要
福岡アジア美術館の2026年度企画「アジア美術の歩き方」シリーズ第2弾として、南アジア7か国(インド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ネパール、ブータン、モルディブ)を扱う特別展が開催される。展覧会は、歴史的な植民地支配や宗教対立といった困難な現実を抱えながらも、それぞれの文化やアイデンティティを守り、創造的な表現を続けてきた南アジアの力強さを探求する。第1部では、同館が所蔵する2000年代前後の作品に新作・近作を加え、南アジア現代美術を牽引する8人のアーティストの軌跡をたどる。第2部では、約100点の作品を通じて「街に息づくエネルギー」「対立の先へ」「伝統と神話世界を今に生きる」という3つのテーマで、聖俗共存の暮らしや多様な価値観を描く。本展は、対立を象徴するような国境や宗教の壁を越え、その深層をつなぐ「光の水脈」のような見えない連なりに光を当てる試みである。
(出典:美術展ナビ)